診療報酬詐取容疑で歯科医ら逮捕 被害総額2000万円か―警視庁:時事ドットコム

時事通信 社会部2025年01月16日14時24分配信

警視庁本部=東京都千代田区

外国人留学生の保険証を悪用し、歯科医師らが診療報酬をだまし取ったとされる事件で、警視庁国際犯罪対策課は16日までに、詐欺容疑で、歯科医師、小山大貴容疑者(34)=大阪市西区阿波座、ネパール国籍の職業不詳、シャヒ・ラビ容疑者(37)=名古屋市中川区花塚町=を逮捕し、歯科医師、大石旭容疑者(61)ら5人を再逮捕した。

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同課によると、7人は2023年5~10月、自治体にうその診療明細書を提出し、計約2000万円を不正に受け取っていたとみられる。

逮捕容疑は23年6月上旬、ネパールとミャンマー、スリランカの留学生や技能実習生ら計62人を診療したように装い、診療報酬計約287万円を詐取した疑い。

大石容疑者らは「無料で歯科検診をする」と宣伝。留学生らを集めて診察する際に保険証の写真を撮影していた。保険証情報を基に、小山容疑者の名義で虚偽の明細書を作成するなどし、愛知県と三重県の自治体に申請し診療報酬を得ていた。

大石容疑者は「日本人だと発覚しやすいが外国人はばれづらいと思った」などと話しているという。

最終更新:2025年01月16日14時34分

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